スターライトBLUE ~幼なじみで推しの娘が知らないうちに開発されていた~
基本情報
ブランド | LiLiM DARKNESS |
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発売日 | 2025-08-29 |
公式サイト URL | https://s-digi.jp/lilim/02_soft/02_darkness/11_sb/ |
ブランドサイト URL | https://s-digi.jp/lilim/ |
管理人お気に入り度 | C(普通。) |
管理人おすすめ度 | C(勧めないけど否定もしない。) |
管理人プレイ時間 | 4時間 |
こんな方におすすめ
- 超ライトに楽しめる NTR ゲーを探している人
- 抜きゲーによくある卑語が苦手な人
こんな方は要注意
- 抜きゲーらしい過激なプレイで抜きたい人
- 継続的に実用するゲームを探している人
感想
決してクオリティが低いわけではないが、シナリオのボリュームも、プレイの過激さも、素材の数も何もかもが物足りなかったのが正直なところ。ヒロインは応援したくなる身近さと危うさが共存し、アイドル候補生ならではの魅力がある。それゆえにもったいない。
エンディングは3つ。エンディング名はつけられていないが、あえてつけるなら
- 独占エンド
- 奪還エンド
- NTRエンド
といったところ。 3 > 2 > 1 の順に長く、またテキストや堕ちる過程の描写もよかった。
特にNTR エンドでは、主人公は凛と想いを通わせることができるものの、主人公との行為は社長との行為の前座にされてしまう、というシーンがある。これは中盤の事務所ライブでの凛ちゃんの前座でしか歌わせてもらえなかった姿と重なって、ある意味綺麗な終わり方だったと思う。 「前座」同士お似合いだよ、と、思わず性格の悪い笑みが漏れそうだった。
ところどころ光るテキストがあり、絵や音楽などの素材は魅力的。にもかかわらず物足りないというプレイ後の印象は前作の MemoryBlue を思い出す。 しかし物足りなさの性質が前作とは異なる。 前作の物足りなさは「エンディングがぶつ切り」というほぼ一点に起因していた。 今作ではエンディングのぶつ切り感については改善されていたものの、素材の絶対数の足りなさやシーンの短さ、似たようなシーンの多さといった点に物足りなさを感じた。
例えば、竿役が挿入をやめ、自らのモノの代わりにローターを挿入するシーンがあるのだが、そのシーンの差分はない。一枚絵ではモノが入りっぱなしである。他にも、欲しかった差分がなく、かゆいところに微妙に手が届かない感覚になることがあった。 BGM もボーカル曲とそのインスト版を抜けば4曲ともう少し欲しくなる数だが、ロー寄りミドルプライス抜きゲーにそれは求めすぎか。タイトル画面のエレピメインの曲が好き。
シーンの長さは、抜きゲーの割には短いものが多め。主人公が挿入から20クリックともたない早漏なのは抜きゲーとしてはともかく、NTR ゲーとしてはまだ理解できる。しかし竿役に処女を奪われるという決定的なシーンでも、竿役が挿入から40クリック程度しかもたない。正直個人的には「テンポが良いな」と思ってしまったのも否めないが、堕ちるヒロインをねっとり楽しむにはちょっと短いだろう。
シーン数は18だが、同じ一枚絵の差分を使ったシーンが多かったりと、実質半分強くらいに感じられた。
前作は物足りないなりに「末路を見届けたかった」感があったのだが、今作はなまじ末路まで描かれているだけにそういった余韻もない。
「悪くないのに物足りない」作品が続いている BLUE シリーズだが、ライターの X のアカウントを見る限り、ブランド側とクリエイター陣の間の調整が上手くいってないのではと思ったりもする。 次回作こそはまた NTR らしくズキズキくるような作品を見たい。 雑誌情報を見る限り、次回作は好みのヒロイン(気高き令嬢)とシチュエーションになるようなので期待したい。
投稿日: 2025-09-15